宇多津に水族館ができると知り、ぜひ働きたいと思いました。水族館は楽しそうな場所で、何かしら関わりたいと考え、その中でも清掃の仕事なら水族館全体が見えるのではないかと思い、思い切って応募しました。今では清掃が楽しく、掃除をすることに喜びを感じています。応募して本当によかったです。

理由を一つに絞るのは難しいのですが、魚や生き物に癒され、心が落ち着くんです。水族館で掃除をすることで、自分自身も癒され、さらに気持ちが穏やかになります。手を加えるほどに綺麗になっていくのを見ると、やはりとても気持ちが良いです。

もともと水族館が好きで、学生時代からいろいろな県の水族館に足を運んでいました。他の仕事をしている間も、心のどこかで水族館で働きたいという気持ちがあったんです。水族館の雰囲気に浸りながら、掃除をしながら歩き回ることができるのも魅力的で、もともと掃除が好きだったこともあり、自分にぴったりだと思って応募しました。

トイレの清掃が特に重要だと考えています。来館者が最初に目にする場所であり、他の施設にも負けない清潔さを保つことを目指しています。ほこりや汚れをこまめに取り除き、鏡や蛇口の水滴も丁寧に拭き取って、常に清潔な状態を心がけています。

トイレでは、まず目につきやすい場所、例えば入ってすぐの鏡や広いスペースを重点的に清掃し、その後、見える範囲内を丁寧に仕上げます。第一印象が大切だと思っており、入った瞬間に「綺麗だ」と感じてもらえることを意識しています。

他のお店に行くと、トイレが綺麗だと全体が清潔に感じられます。私もトイレ掃除が最も重要だと思います。鏡や蛇口は水滴や指紋が残りやすいので、再度確認し、細部までしっかり手を加えることが大切だと考えています。

お客様から「暑い中大変ですね」「ご苦労様」「綺麗にしてくれてありがとう」と声をかけていただくことが、たまにではなく結構あり、それが一番嬉しいです。

作業が早くなったり、自分なりに段取りができるようになったりするとやりがいを感じます。例えば、5分かかっていた作業が3分で終わるようになると成長を実感します。また、工夫をしたことで、成果が出たときは特に楽しく、試行錯誤が成功すると本当に嬉しいです。

やりがいを感じるのは、トイレやカーペットを自分の力できれいにできた時です。「きれいにした場所でお客様が楽しんでくれる」と思うと嬉しくなります。お客様が清潔な空間で笑顔を見せていると、掃除が空間を変え、お客様の気分を良くしていると実感します。

水族館では、わからないことがあればすぐに聞けて、返答も早いので安心です。また、グループLINEにも情報が載っているので、確認すれば解決します。上司にも質問や確認したいことが伝えられるので色々なことがスムーズです。

職場に入って最初に感じたのは、皆さんがとても素敵な方々であることです。リーダーさんも親身に接してくださり、周りの方々も「何でも言ってね」と声をかけてくれます。明るい関係性のおかげで、前向きに楽しく働けています。また、水族館の方々は清掃スタッフを同じ仲間として接してくれるので、とても働きやすいと感じています。

お客様から飼育員と間違われることが多く、館内を巡回中に質問をよく受けます。知識が不足している部分もありますが、チンアナゴの場所などを覚え、質問に答えられるよう努めています。わからないことがあっても「わかりません」で終わらせず、頑張って対応しています。

お客様対応で、何語かわからない言葉でも「インフォメーションかな？」と尋ねてみて分かったので、自分から案内しました。特に外国のお客様が増えているため、わからない場合は現地まで案内するよう心がけています。以前、トイレの流し方が分からない外国からのお客様に対応しましたが、私たちの存在の重要性を感じています。

私は開館前の清掃を担当しているため、お客様と直接会うことはありませんが、飼育員さんや職員の方々と良いコミュニケーションを取っています。挨拶や助け合いを通じて、何か問題があっても尋ねやすい環境が整っています。